工学研究科と工学部でコニカミノルタ見学会を実施しました

大学院工学研究科の講義「企業探究」の一環として、9月2日にコニカミノルタ株式会社の東京サイト八王子と東京サイト日野の見学会を開催し、工学研究科と工学部の学生および教職員27名がそれぞれを見学させて頂きました。

大学のスクールバスでまず初めに東京サイト日野に伺い、会社説明や、有機EL照明を中心とした技術説明をして頂きました。コニカミノルタのDNAは、 時代と共に変化する人々の「みたい」に応えるImaging技術であり、画像分野、微細加工分野、材料分野、光学分野の4つのコア技術を強みとした事業展開を行っている旨の説明を受けました。 有機EL照明は、これまでの電球や点光源の集合体であるLEDでの照明から、面光源での照明を可能とし、フレキシブル性などの新しい可能性を持つ照明技術であることが分かりました。
更に、4つのグループに分かれて、塗布型有機EL用のインクジェット装置や、様々な分析装置を見学させて頂きました。ほとんどの学生はクラス1000のクリーンルームに入るのが初体験であり、その中での最新の研究開発成果を見せて頂き、活発な質疑応答がなされました。

その後はスクールバスで東京サイト八王子に移動し、2つのグループに分かれて、展示室の見学やハイスループットの実験についての講義を受けました。展示室では、コニカミノルタが150年培ってきたコア技術の紹介から、情報機器や医療機器等の画像に対する高速?高精度なAI処理技術であるFORXAI Imaging AI、その骨格検出技術を搭載した事例である可愛いロボットのLOVOT 等、新しい価値を生み出す最先端の技術やソリューションを見せて頂き、学生達も様々な物を見て触ることができ、大いに盛り上がりました。また、ハイスループットの実験についての講義では、これまで手作業でしていたことを自動化するための様々な工夫と、その工夫がもたらす価値について教えて頂きました。新しいことを実現するためには，これまでの常識を疑い新しい視点を持つことが大切であることがとても良く分かりました。