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ベトナム?ホーチミン市で科学?文化国際交流イベントと短期留学/インターンシッププログラムを実施しました

 
2024年10月4日掲出

 2024年8月20日(火)から8月25日(日)の期間に、大学間協定を結ぶホーチミン市工業大学(IUH)と東部国際大学(EIU)と共催で、科学?文化国際交流イベントを開催しました。また、8月26日(月)から9月20日(金)の期間に、IUHでの短期留学と日系企業でのインターンシップを実施しました。
 科学?文化国際交流イベントは、本学の戦略的教育プログラムの一つである「サイエンスコミュニケータ育成支援教育プログラム」における活動の一環として、現地の高校生と小学生を対象に科学のおもしろさと日本文化を伝えるイベントとして実施されました。本学からは、工学部の学生12名、メディア学部の学生1名、大学院サステイナブル工学専攻の学生8名、コンピュータサイエンス専攻の学生2名と教員7名が参加しました。
 科学のおもしろさを伝える実験テーマとして、電気化学による金属葉の作製、人工イクラの作製、ロボット制御、金属材料の熱処理、燃料電池の実演の5つのテーマを設定しました。本学学生とIUH学生との協働チームを結成し、事前のオンラインミーティングから、現地での実験の再現、説明方法の確認など、入念に準備を行い、計2回のイベントに臨みました。

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準備の様子(本学とIUHの学生が英語で意見交換をしています)

 1回目の科学実験教室は、Bình D??ng(ビンズオン)省にあるEIUキャンパスで小学生を対象に行いました。小学生が対象であるため最初は説明に苦戦しているようでしたが、イベントが行われている最中も工夫を重ねてわかりやすく説明しようとする姿勢が印象的でした。

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金属葉の生成を注意深く見守る様子
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人工イクラを作成する参加者
本学国際委員長?原教授による挨拶
ロボット操作をしながら原理を学ぶ様子
本学からIUHへ記念品を贈呈
金属材料の熱処理実験の様子
本学からIUHへ記念品を贈呈
燃料電池の実験を見守る参加者
本学からIUHへ記念品を贈呈
最後は来場者と歌を歌って盛り上がった

 2回目の科学実験教室は、T?y Ninh(テイニン)省にて、高校生を対象に行われました。現地の高校生が約500人集まる非常に大きなイベントであり、各チームがビンズオン省で実施した1回目のイベントでの経験を活かしながら、本番の環境にも臨機応変に対応し、わかりやすく楽しんでもらえるイベントになりました。また日本の文化紹介として、着物の着付け体験やどら焼きの調理体験も行われました。イベントの最後には質問コーナーが設けられ、日本への留学に興味を持った高校生から多くの質問が投げかけられました。

小野益央総領事によるご挨拶
多くの人でにぎわう実験教室
総領事を囲んでの記念撮影
どら焼き調理体験には人だかりができた
本学国際委員長?原教授による挨拶
着物を着ての写真撮影
本学からIUHへ記念品を贈呈
金来場者からの質問に答える本学学生
太陽電池の性能評価
来場者との集合写真

  期間中には日本文化を紹介する機会もありました。文化紹介では、茶道や着物の着付け、折り紙、どら焼き調理の体験、相撲の紹介、日本の食文化やゲームなどについてクイズ形式で学ぶものが行われました。IUHの大ホールで行われた日本文化に関するクイズは大盛り上がりを見せ、多くの来場者に楽しみながら日本文化を知ってもらう機会となりました。その他のコーナーにも多くの来場者が訪れ、賑わいを見せました。

小野益央総領事によるご挨拶
茶道体験コーナー
総領事を囲んでの記念撮影
着物着付けコーナー
本学国際委員長?原教授による挨拶
折り紙体験コーナー
本学からIUHへ記念品を贈呈
トントン相撲で盛り上がる来場者
本学からIUHへ記念品を贈呈
大ホールでの日本文化クイズ
本学からIUHへ記念品を贈呈
会場は大盛り上がり
太陽電池の性能評価
文化紹介に訪れた方たちと記念写真

 いずれのイベントも本学学生が科学実験と文化紹介の両方を担当し、事前の準備から当日の運用まで実施しました。特に科学実験教室では本学学生とIUH学生が本当に良いチームワークを見せ、イベントを成功に導きました。滞在期間中は長い時間を一緒に過ごし、いくつかのトラブルも学生たち自らが協力して解決しました。普段の学校生活では得られない貴重な経験の機会になったと思います。

 IUHへの短期留学/インターンシッププログラムには、工学部から1名、コンピュータサイエンス学部から1名、大学院バイオ?情報メディア研究科から3名の学生が参加しました。最初の1週間にIUHでベトナム文化やベトナム語の基礎を学ぶ準備学修を行った後に、現地の日系企業で3週間のインターンシップを行いました。

 イベントの実施においては、ホーチミン市工業大学からの多大な人的、資金的な支援を頂きました。また、日本伝統文化保存継承の会?舞音の守ユネスコクラブの稲木様からは、本学学生に対する浴衣の着付け指導、茶道のご指導の手配、浴衣や茶器類の提供などの多大なご協力を賜りました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。 またインターンシップの実施においては、Starboard Asia、CM Engineering、TOBICの3社に学生を受入れていただきました。同じくこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

 本学とIUHはこれまで、2022年11月2023年9月2023年12月にベトナムで共催イベントを3回、2024年1月にIUHの教員と学生の本学への招へい、2024年3月には本学学生のIUHへの短期留学および日系企業におけるインターンシップを4週間の日程で実施し、交流を行ってきました。

 今回の科学実験教室で本学学生とチームを組んだIUHの学生15名と教員1名を2024年10月13日(日)から19日(土)までの期間に本学に招へいします。ベトナムで交流を深めた本学学生のみならず、他の本学学生にとっても新たな交流となることを期待します。

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