実践工学プロジェクト演習「農業IoT製品改良プロジェクト」実施
2024年10月10日掲出
2024年度カリキュラムから新設された「実践工学プロジェクト演習」では、学部1年生が早期に研究活動に参加し、実践的な経験を積むことができます。今回、その一環として、天野 直紀教授が「食と農の未来研究センター」との連携で立ち上げた「農業IoT製品改良プロジェクト」に1年生4名が参加しました。
このプロジェクトでは、共同研究先の製品に対して問題点を洗い出し、設置条件に合わせた改良版の設計を行いました。学生たちは、製品の構造や目標とする条件を把握した上で、簡易的な回路設計を進め、現在その設計を基にPCB(プリント基板)の製作を進行中です。
最終的には、製品の製造元である企業の社長に対し、オンラインでプレゼンテーションを実施。学生たちは自らの設計や改良案を直接説明する機会を得ました。本来であれば沖縄にある企業への訪問も計画していましたが、今回はオンライン形式となりました。今後、製品化が進む段階で学生たちによる現地訪問を予定しています。
この改良版製品は、年度内に完成させ、「農業IoT製品改良プロジェクト」において実際に利用される予定です。天野教授主導のもと、学生たちが自らの手で開発に携わった製品が、実際の現場でどのように活躍するのか、今後の展開に期待が高まります。
■工学部 WEB:
/gakubu/eng/index.html
■食と農の未来研究センター WEB:
/karl/food_agriculture/index.html