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八王子市中学校科学教室実施報告(1)

 
2025年9月22日掲出

 東京工科大学では、八王子市立中学校の生徒が、理科や科学への興味?関心を高めることを目的として、令和5年度より、八王子市教育委員会と連携して、中学校科学教室を開催しています。
 8月23日(土)に開校式と第1回目の科学教室を、9月13日(土)に第2回目の科学教室を行いました。
 8月23日(土)の回は、八王子市教育センターを会場とし、開校式の引き続き、2グループに分かれて、植物の葉に含まれる葉緑体を使った実験とヌマエビの生態の観察を行いました。
 9月13日(土)の第2回目の科学教室は、東京工科大学を会場とし、「光の性質を解き明かそう! 虹の秘密と太陽光発電」と題し、光の分光実験や合成実験、太陽電池の性能評価を行いました。
 まず初めに、工学部機械工学科の野田龍介講師より、光とエネルギーに関する解説が行われました。講義の後、中学生たちは二人一組となって簡易的な分光器を作成し、分光実験に取り組みました。
続いて、野田講師から「色が見える仕組み」や「光の三原色」についての解説があり、その後、スポットライトを使った光の合成の実演が行われました。さらに、中学生たちはLEDを使った光の合成実験にも挑戦し、光の性質について理解を深めました。
 LEDを使った光の合成実験の後は、野田研究室の大学院生による「太陽光の利用~太陽電池」に関する解説が行われました。ここでは、地球に降り注ぐ太陽光の量やその利用、太陽電池の仕組みや性能限界、最新の研究について紹介されました。解説の後には、実際の太陽電池パネルを用いた性能評価を実施。中学生の皆さんは、初めて使う電圧計?電流計に戸惑いながらも、先生や学生に教わりながら数値を読み取り、太陽電池の性能評価に熱心に取り組んでいました。
 今後も毎月1回(全4回)、東京工科大学内の施設を使用し、八王子市中学校科学教室を実施していきます。



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