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研究の概要 電動車椅子自身のエネルギーとパワーを用いて階段昇降する技術を開発しています。市販電動車椅子に少しオプションを付け加えて、階段壁面側に設置され たガイドに乗り込むことによって、介助者の助けを借りることなく階段を昇降できます。1999年佐賀県、長崎県の企業とともに開発を開始し、1,2号機を開発しました。現在、車椅子利用者が単独で昇降できるようさらなる改良を加えて、八王子市の企業と3号機を開発しています。
システムの特徴 1.ガイドについて:階段踏面に柱をたてて、これに走行ガイド、駆動ガイドが取付けられます。 2.電動車椅子のオプション:走行本体とドッキングするために車椅子の片面にフックを設置します。走行本体に駆動力を伝達するために駆動輪に円盤を取付けます。
実用化について 今年中に市販モデルを完成します。皆さんの目に付くところに設置し、体験していただきたいと思っています。本学片柳研究所棟中2階から2階の階段に実験機を設置しています。見学歓迎いたします。
2005/05/24
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