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酵素と基質をゆっくり混合することで生成物濃度が規則正しく増減する現象が知られています。この現象は酵素振動反応と呼ばれ、理論的にも実験的にも研究が進められています。 私たちはこの現象を基質の新規定量法や新規発振デバイスへと応用する研究を進めています。振動現象が起こる反応セルの構造は極めて単純であるため、原理的には様々な大きさのものが作れるはずですし、生体内反応を利用しているために環境にほとんど負荷を与えないデバイスとなる可能性を秘めています。 現在振動の周期を短くする工夫を行っています。また、肉眼で容易に振動が確認できるよう、色等の変化が確認できるような系を探索しています。
2006/03/16
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