学生が運営するクラウドで授業を実施――東京工科大学が「クラウドサービスセンター」を設立
学校法人片柳学園 東京工科大学(学長:軽部征夫)ではこのたび、東京工科大学クラウドサービスセンターを片柳研究所に設置した。新年度より、順次授業実施に適用される予定。
「東京工科大学クラウドサービスセンター」では、講義資料や学生が撮影したプレゼンテーション動画、コンテンツ、プログラムに関する学生作品など、学内の教務コンテンツを一括して管理。学生および教職員がパソコン、スマートフォンから容易に共有できるように整備することで、特にアクティブ?ラーニングやプロジェクト?ベースト?ラーニング(PBL)等の学生参加型講義の利用推進を図る。
さらに、授業の一環としてクラウドサービスセンターで用いるサービス、ソフトウェア自体を学生が企画、開発、運用することにより、付加価値創造のプロセスを学生が実体験できる環境を整える。既に学生の手により、大規模なコンテンツ管理のためのクラウドサービス向けミドルウェアの開発が完了しており、近く実用化が予定されている。
また、同センターでは、プライベートクラウドによる運営だけでなく、企業と連携のうえ、大学向きのパブリッククラウドサービスの開発も行っていく。例えば、IBM社と共同で開発した「授業クラウド」も、パブリッククラウド上の運用によってサービスメニューに加えることを検討している。
同大では今後、クラウドによる実体験を通じ、社会にイノベーションをもたらすことができる人材育成のための新しい教育手法の開発および実践の場を、産学連携して構築する拠点としていく。
■クラウドセンターWEBサイト
/cloud/index.html
■授業クラウド プロジェクト紹介
http://www.oss.teu.ac.jp/project/lcloud/
▼本件に関する問い合わせ先
東京工科大学 広報課
TEL: 042-637-2119
E-Mail:pr(at)stf.teu.ac.jp
※(at)はアットマークに置き換えてください。
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2011年3月14日掲出