キャンパスライフ

5月以降の学生生活について

4.遠隔授業について

最終更新日:2020年5月8日

(1)遠隔授業

 多くの授業について遠隔授業は、自宅等でインターネットに接続したコンピュータを利用して学修を進めます。科目担当教員の指示に従って、自主的に学修し、課題やレポートを提出して、前期終了までの間の活動や理解度をもとに成績が評価されて単位を修得することができます。登校はしませんが、各回の授業期間や提出期限を厳守して、着実に授業内容の理解に努めてください。教室での出席確認に替えて、遠隔授業ではオンラインで出席確認をしたり、授業内容のまとめや課題の提出によって出席とするなど、皆さんの学修への取り組みを評価します。また、授業内容で理解できなかったり疑問が生じたりした場合には、科目担当教員の指示した方法で積極的に質問をして不明点を残さないよう学修を進めてください。

 遠隔授業は皆さんの積極的?自主的な取り組みが、普段の教室での授業以上に求められます。また、皆さんの表情や反応を感じ取ることが困難になるため、教員と皆さんとのコミュニケーションがより重要になります。教室での授業と異なり、遠隔授業では時間配分をうまく行うことによって、マイペースで学修を進めることができるという利点があります。できるだけ早く遠隔授業の生活習慣を確立して、得意科目は効率よく学修を進め、苦手分野にじっくり時間をかけるなどの工夫をして、この遠隔授業の期間が実り多い学修となるよう心掛けてください。

(2)学修管理システム Moodleについて

 「学生ポータル」は本学で提供される教育システムや情報サービスを利用するための入り口のサイトのことを言います。威廉希尔官网が掲載されるほか、個人に合わせた情報が表示されるので、通常の大学生活を送る際はもちろん、この遠隔授業実施中には特に1日1回はこの学生ポータルを確認するようにしてください。

 また、学生ポータルからは、学生生活の全般的な学内者向け情報サイトとして「学内サイト」を閲覧する機能があります。大学からの様々なお知らせが掲載されるので、こちらも頻繁に確認するよう心がけましょう。

 学生ポータルはそれぞれの授業の情報へのリンクも提供します。本学ではPCを使って授業の説明資料を閲覧したり、レポートを提出するなど、オンライン上で授業情報を管理するシステムとして「Moodle」を利用しています。Moodleには授業ごとにコースと呼ばれる専用のサイトが用意され、そのコースが科目担当教員との最も基本的な情報共有?情報伝達の場所だと理解してください。各授業ではこのMoodleを使って授業を進めるほかに、他の学修用サービスやツールを利用することもありますが、特に指示がない場合にはまず履修する授業のMoodle講義ページを確認するようにしてください。

(3)実施方法

 遠隔授業の実施方法には、大きく以下の4つがあります。

課題提示型

 教科書や資料の指定された範囲を自主学修します。その理解内容についてテストや課題提出により理解度の確認を行います。提出はメールや郵送のほか、ネットワークを利用したオンラインで行うことがあります。

オンデマンド型

 授業資料や説明映像をオンラインで取得?閲覧して、自主学修します。その理解内容についてオンラインでテストを受けたり課題を提出します。各回の学修期間が担当教員から指示されるので、その期間内に必ず学修して課題提出等に取り組んでください。

リアルタイム型

 授業の時間割に指定された曜日?時刻に、ネット会議システムを利用してオンラインでリアルタイムに授業に参加します。表示されるスライドなどを見ながら教員の説明を聴き、指名されて答えたり、質問をその場ですることができます。

オンライン併用型

 オンラインでの実施方法であるオンデマンド型とリアルタイム型を併用します。都合に合わせてオンデマンド型自主学修をしておいて、指定された時間割の一部の時間帯にリアルタイム型で教員と情報交換、質疑応答、理解度確認を行います。

 受講する授業がどのような方法で実施されるのか、スケジュールがどう組まれているのか、出席はどのように確認されるのか、オンラインで利用するツールは何を使うのか、など遠隔授業の進め方について、科目担当教員からの説明をよく聴いて間違いのないように受講を進めてください。

(4)PC環境?ネット環境について

 遠隔授業の多くはオンラインを利用した学修になります。皆さんは普段大学で利用するためのノートPCを利用したり、自宅にあるデスクトップPCやスマートフォン、タブレット等を利用することもできます。PCはインターネットに接続して利用することになります。利用制限のない固定回線でインターネットに接続されていることが望ましいですが、スマートフォンのテザリング機能やWiFiルータ等を利用してインターネットに接続することもできます。特に後者は時間帯や利用状況によって通信速度が低下したり、通信制限がかかることがあります。オンデマンド型の教材を通信状況のいい時間帯にダウンロードするなどの工夫もできます。

 利用するPC等の端末では、

  • 1)大学のメールアドレスを使ってメールの送受信ができること
  • 2)学生ポータル?学内サイトにアクセスできること
  • 3)学修管理システムMoodleの各授業のページにアクセスできること

 が最低限必要となります。これらにはGoogleの教育用アカウント(ユーザID@edu.teu.ac.jp のアカウント)が認証に用いられるので忘れないように管理するとともに他人に知られないよう注意するようにしてください。授業によってはそれ以外のサービスやアプリケーションが必要になることがありますが、科目担当教員の指示に従ってください。

(5)注意事項

 遠隔授業においては、普段の教室での授業に加えて、特に注意が必要なルールやマナーがあります。軽い気持ちでこれらに反したことを行っても、インターネットやSNSの世界では取り返しのつかない結果につながる恐れがあるので心に留めておくようにしてください。

<リアルタイム型授業でのマナー>

 リアルタイム型授業では、教員が説明しているときにはカメラとマイクをオフにするようにしてください。思いがけない生活音が授業の進行を妨げることがあり、また、カメラをオフにすることにより不要な通信量の増大を防ぐことができます。ただし、教員が発言を促したり指示した場合には積極的に授業に参加するようにしてください。

<不正行為の禁止>

 遠隔授業の課題やテストにあたり、コピペ(剽窃行為)、カンニング等の不正行為は絶対にしないでください。

<情報倫理に関する注意>

 遠隔授業を受講するにあたり、下記の行為は東京工科大学学生の懲戒に関する規程に定める「学生の本分に反する行為」に該当するものとして禁止します。学生の皆さんは下記の禁止事項を遵守して受講してください。

  • 1)授業の内容や様子を担当教員に許可なく録画または録音、もしくはスクリーンキャプチャや写真撮影したものを公開及びSNSで共有すること
  • 2)授業で配付された資料等を、担当教員に許可なく再配付すること
  • 3)授業のURL、ミーティングIDやパスワードを他人と共有すること
  • 4)授業を妨害する行為(不正アクセスや他者への迷惑行為、人権侵害などの不適切な行為)

 なお、これらの行為は情報倫理上問題ある行為として、東京工科大学の規定に基づき懲戒処分の対象となることがあります。

<著作権に関する注意>

 本学の授業で使用する授業動画および授業資料については、製作した者に著作権という権利があります。

 授業動画および授業資料を、授業の予習?復習に用いることは構いませんが、これらをインターネット上で公開したり、不特定多数の者に譲渡や提供したりする行為は、著作権を侵害するため違法です。従って、これらの行為は絶対にしないように注意して下さい。

 〈著作権に関する詳細については、文化庁のサイトや資料を参照〉

  https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/index.html

  https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/pdf/r1392388_01.pdf

 上記でマナーとして挙げたもの以外の注意?禁止事項は、法律や本学の学則?規定で禁止されたものです。これらを十分に理解したうえで、遠隔で学修できるメリットを享受してください。