モビリティの未来を創造する
未来モビリティ研究センターは、モビリティ技術が人々の可能性を広げる手助けになるという考えのもとに設立されました。このセンターは、人間中心の設計と社会システムの構築を重視し、モビリティを核に工学、デザイン、コンピュータサイエンスなどさまざまな分野の知識をAIやデジタル技術を使ってまとめる仕組みを提供します。
研究テーマは、エンパワーメント?モビリティの実現、高齢者や障がい者が自立し社会に参加できる技術の開発、持続可能なモビリティ社会の実現などがあります。
エンパワーメントモビリティとは、主に高齢者や障がい者を対象とし、彼らの自立と社会参加を支援するための技術や概念を指します。これには、自立支援技術の開発、社会参加の促進、ユニバーサルデザインの採用、バリアフリー化の推進、そして福祉の観点からの工学的アプローチが含まれます。エンパワーメントモビリティの目的は、移動や活動に制限がある人々の可能性を広げ、より自由に、より豊かに生活できるようにすることです。
このコンセプトに基づき、センターでは高齢者や障がい者が自立して活動できるようにサポートする技術や、ユニバーサルデザイン、バリアフリー、福祉に焦点を当てた工学的アプローチを重視しています。
また、学生が実践的なプロジェクトに参加する機会を提供し、モビリティ技術の開発に携わる人材を育てるプログラムや、2025年度から引き継ぐ予定の学生フォーミュラプロジェクトを通じて、イノベーションを起こす人材の育成に力を入れています。
さらに、企業や自治体、市民団体などと協力して、地域の課題を解決するためのオープンイノベーションを推進します。未来モビリティ研究センターは、人々の生活をより良くするための革新的な取り組みを行うことで社会に貢献し、東京工科大学での学びの楽しさを発信することを目指します。
トピックス
-
実践研究連携センター センター長 関根 謙一郎 教授
デザイン学部 工業デザインコース 相野谷 威雄 講師